郷土の未来をつくるコミュニティペーパー(山形県庄内地方の地域新聞)
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庄内の12校147選手が出場
全国高校総体24日開幕、団体チームの抱負

 コロナ禍で昨年は中止となった全国高等学校総合体育大会が新潟、富山、福井、石川、長野の5県を主会場に、24日〜8月24日に開かれる。庄内からは12校の147選手が16競技に出場する(競泳を除く)。団体戦を中心に出場選手を2回にわたって紹介する。掲載は順不同、文中敬称略。(本紙取材班)

堅守と連打でベスト1 鶴岡東高校ソフトボール部

 2大会連続3回目の出場。1、2年生が主体で、波に乗った時の爆発力がある。
 1番二塁の矢口花菜(2年)が出塁して足をからめて好機を作り、3番遊撃の土井瀬菜主将(同)、4番投手の鈴木菜々美、5番中堅の今井愛(同)の中軸が応える。下位打線も全員でつないで得点する。
 鈴木投手は90キロ台の直球、打者の手元で上がるライズボールと落ちるドロップボール、チェンジアップを投げ、スタミナも十分。
 鍛え抜かれた堅い守備で内外野ともにミスが無く、一人一人の局面の判断で相手の得点を阻止する。勝負強さは、礼儀や生活態度など基本ができているところに起因する。
 県大会決勝で決勝点を挙げた齋藤璃奈(3年)は「粘り強さで一戦一戦頑張る」。土井主将は「目の前の戦いに集中し、ベスト16を目指す」と言う。

過去最高8強超え日本一 酒田光陵高校剣道部男子

 酒田光陵高校剣道部男子は県総体男子団体で優勝し、3年ぶり7度目の団体戦出場となる。過去最高の8強を超え、日本一を目指す。
 先鋒・次鋒で先行し、勝ち切る試合が多い。先鋒・川俣敬輔(3年)は局面に応じて技を繰り出せる。次鋒・溝越彩人(同)は相手を誘い、打ち込んでくるところを打つ出鼻技が得意。中堅・阿部響(同)は返し技に切れがある。
 副将・長谷川日悠(同)は自ら仕掛けて相手を崩し、面を打ち込む。個人戦にも出場する大将・早坂知哉(同)は余し技など多彩な技を繰り出すことができ、勝負強い。本間夢希(同)は面を中心に試合を組み立て、小林郁矢(同)は引き技が武器。
 溝越主将は「日本一を目標に練習してきた。目標に向かって精一杯戦う」と決意を語る。

持ち前の粘りで優勝狙う 羽黒高校男子ソフトテニス部

 羽黒高校男子ソフトテニス部は団体戦に4大会連続8回目の出場。持ち前の粘りと前衛の攻撃力を武器に、3大会ぶり2回目の優勝を狙う。
 6月上旬の県総体は部分的に競った場面もあったが、決勝を含む全4試合にストレート勝ちを収めた。
 個人戦も須田零生(3年)・白幡冬馬(同)組、松本詩生(同)・田村偉月主将(同)組、佐藤優光(3年)・菅原伯斗(2年)組、小田切智明(同)・関川結斗(同)組が4強を独占。新田聖河(3年)・本間愛真(2年)組、櫻井星(3年)・小平悠斗(2年)組も8強入りして出場権を得た。
 田村主将は「厳しい競り合いになる。粘って決めるべきところで決めたい。普段通りの思い切ったプレーができるかが鍵」と闘志を燃やす。

過去最強の布陣で初優勝 羽黒高校女子ソフトテニス部

 羽黒高校女子ソフトテニス部は団体戦に6大会連続7回目の出場。6月下旬のハイスクールジャパンカップでダブルスを制した小林美郷主将(3年)・福島希(同)組を中心に、過去最強の布陣で初優勝を狙う。
 小林主将は「春の全国選抜大会以降、一つ一つのプレーの精度は上がっている。普段通りにできれば優勝は十分狙える」と自信を見せる。
 6月上旬の県総体は男子同様、全4試合にストレート勝ちした。個人戦でも小林・福島組が優勝、菅井真凛(同)・野尻まあや(同)組が2位、安野夢果(同)・柏崎紅羽(同)組、矢口和花(同)・重野真悠(同)組が3位と上位を独占し、それぞれ出場権を得た。第一シードの小林・福島組は、個人戦でも同校初の優勝を狙う。

ミス無くきれいに予選突破 鶴岡東高校体操部

 鶴岡東高校体操部は高校総体が中止になった昨年を除き、3回連続3回目の出場。ミス無くきれいな演技をして、予選突破を目指す。
 県個人総合を制した新舘未羽主将(3年)は段違い平行棒が得意。全種目で美しく見栄えのする演技ができる。三ツ澤舞(2年)は安定感のある演技で、初の全国の舞台に臨む。伊與田葵(同)は跳馬などパワフル系種目が得意で、着地を確実に決める。
 佐藤深愛(1年)は表現力を磨き、楽しみながら演技する。井上小晴(同)はミス無く丁寧に演技し、補欠としてチームを支える。個人戦には床など跳躍系の種目が得意な石向美羽(同)が出場する。
 新舘主将は「新型コロナの影響で試合が減り、全国大会は貴重。ミスを無くすだけでなく楽しんで演技したい」と語った。

30年ぶり、ベスト16以上 羽黒高校男子バレー部

 県大会準決勝、決勝と粘り強く激戦を制し、30年ぶり8回目の出場を決めた。自分たちの展開に持ち込み、ベスト16以上を目指す。
 どこからでも得点できるチームだが、特にエースの佐藤瑛宣(3年)は決定力が高い。身長186センチ、最高到達点は330センチで視野が広く、瞬間の判断力に優れている。ブロックを利用した攻撃、フェイント、コースを狙った強打と頼りになる。
 対角の布田郁人(2年)は速いテンポやタイミングをずらした攻撃で、相手を翻弄する。セッター髙橋正真(3年)が丁寧なトスワークで攻撃を支えている。
 本間大博主将(同)をはじめ3年生が練習を組み立てている。全国大会に向けてはサーブとブロックを強化中。佐藤は「チームを信じて攻め気で打っていく。みんなで戦いたい」。本間主将は「春高バレーに向けた一歩にしたい」と展望した。

難しい技で1桁入賞 庄内総合高校体操部

 期待値の高いチームで目標は1桁入賞、来年にもつなげる挑戦にしたい。
 新関愛翔(2年)は跳馬が得意で、同種目は全国ベスト8に入る実力の持ち主。スピードとバネがあり、高校生トップレベルの難しい技を跳ぶ。
 新妻暖大(同)は肩の柔らかさから、つり輪で難度の高い技を演技できる。峯田宙(同)は床で技の連続性と安定感、演技の美しさを発揮する。中川快飛主将(同)はムードメーカーで、声を出してチームをけん引している。
 県大会のチーム得点216・45に、16点を積み増しして232点超を目指す。難度のDスコア、出来栄えのEスコアをともに高める必要があり、技を増やしつつ反復練習にも励んでいる。
 中川主将は「互いに演技を注意し、高め合っている。一人一人が全力を出して決勝に進みたい」と意気込む。

初舞台で魅了する演技を 酒田南高校新体操部

 酒田南高校新体操部は県総体で優勝し、6月20日の東北選手権大会で初出場を決めた。創部3年目の新進気鋭のチーム。見る人を魅了する演技を目指す。
 メンバーの阿部心音主将(3年)は、タンブリングの着地を確実に決める。富樫巧(同)は失敗を恐れず表現力豊かに演技する。個人戦にも出場する本間右京(同)は、ひたすら反復練習をしてパフォーマンスを向上する。
 池田遮那(2年)は技の難度を高め、演技の質も上げていく。土田啓太(同)は動作の起点にスピード感を出し、ひねり技でしっかりとひねりきる。根津翔斗(同)は切り返しの技の着地をきれいにする。
 阿部主将は「出場する強豪校から『酒田南高は強くなってきたな』と思われるように、納得のいく良い演技をしたい」と意気込む。


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