郷土の未来をつくるコミュニティペーパー(山形県庄内地方の地域新聞)
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鶴岡市
プレミアム商品券を再提案へ
市議会で名称や方法に疑問続出

 鶴岡市は、7~9月に発行するプレミアム商品券の予算3億2千万円を、4月27日の市議会4月臨時会に提出した補正予算案に盛り込んだが、議員から事業名や事務経費の高さなどを疑問視する声が相次ぎ、削除した。市民からも「市民感覚とかけ離れている」と批判の声が聞こえる。市は再検討し、5月24日の臨時会に、プレミアム商品券の予算を含む補正予算案を提出する。

 商品券の事業名は「コロナ克服酒井家庄内入部400年記念消費応援事業」。付加率は25%。紙版と、市独自のスマートフォン・アプリを使う電子版を作り、計24万セットを発行するとした。
 予算の原資は、国の地方創生臨時交付金1億7323万2千円が54%、県の地域消費喚起推進事業費補助金1億2千万円が38%、市の繰越金2676万8千円が8%。
 質疑では会派を問わず複数の議員から「同事業はコロナ禍の消費低迷への対策のはずで、歴史的な事業でもないのに入部400年に結び付けるのは違和感がある」との意見が出た。
 市側はこれに対し「商工会議所からも要望があった。注目度の高い事業のため、入部400年の節目の年であることをより多くの人に周知でき、相乗効果が期待できる」と答えた。
 市独自のアプリ開発などの事務経費が8千万円に上ることにも、議員は「以前の紙の商品券やペイペイでは、事務経費の割合は4~5%だった。今回は25%を占めており、税の使い方として効率的ではない。紙だけでも良いのでは」と指摘した。
 他にも見直しを求める声が相次いだことから、皆川治市長は休憩後に「できるだけ多くの議員から賛同を得て実施したいと考えていたが、さまざまなご意見をいただいたことから、予算案から削除する議案訂正をさせていただきたい」と話し、訂正した補正予算案が可決された。
 この結果に市政に関心の高い70歳代の男性は「税金を使うのに何を考えているのか、と憤りしかない。市長は否決されると思わなかったのか。あれをおかしいと思わないのであれば、市民感覚とかけ離れている」と批判した。

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