郷土の未来をつくるコミュニティペーパー(山形県庄内地方の地域新聞)
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夏の甲子園山形大会8日開幕
庄内勢10チームの抱負と陣容

 第104回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)の県予選となる山形大会が、7月8~24日に県内各会場で開催される。出場する庄内の10チームを紹介する。文中敬称略。掲載は順不同。

酒田南高校   3好投手で10年ぶりの優勝

 春の県大会で準優勝し、力は県内トップクラス。3人の好投手を中心に堅い守りで10年ぶりの優勝を狙う。主戦の本格派右腕・田村朋輝(3年)は最速149キロの直球を持ち、奪三振が多い。阿部勇翔(2年)は打たせて取る技巧派の左腕。右腕・中圭佑(同)は力感のある投球が光る。打撃はミートのうまい桐花幸甫(2年)、俊足巧打の西田彪牙主将(3年)、パンチ力のある綱島迅刀(同)、好機に強い中圭、長打力のある阿部勇の上位打線が集中打でたたみかける。内外野は強肩がそろう。

鶴岡東高校   多彩な選手で7回目の甲子園

 「全員野球の神髄ここにあり」を掲げ、7回目の甲子園に向け、多彩な選手が切磋琢磨している。投手陣は左の剛腕・西村航希(3年)や右横手投げの小林廉(同)など層が厚い。遊撃手などを務める武田虎白(同)は俊足を生かして広く守る。打撃では先頭打者の古賀亮祐(同)が流れを作り、強肩で強打の4番・土屋奏人(同)や、6番・前田夢翔(同)が好機をものにして得点につなげる。佐藤叶人主将(同)は「ベンチに入っているいないにかかわらず全員で試合に臨む」と意気込む。

羽黒高校   走行守の総合力で優勝

 春の県大会優勝で裏付けられた、走行守の総合力と選手自らが考える野球で優勝を目指す。持ち前の速球に制球力も加わった右の主戦・本間葉琉(3年)や、投球に勢いがある五十嵐竜(同)など投手陣の層が厚い。走力の高い鈴木響太主将(同)を中心にセンターラインは盤石の守備を見せる。攻撃では4番・川田海(同)が好機で打点を決め、どの打者も長打を狙える。澁谷瞬監督は「総合力が名実ともに養われてきた。勝利への道筋がはっきりと見えているので、後は精度を上げていくのみ」。

酒田光陵高校   堅い守りと長打力で全国へ

 昨夏の山形大会を経験したバッテリーを中心に、堅い守りと長打力で甲子園を目指す。不動の主戦・鈴木寛太(3年)と、力強い直球が持ち味の松本進吾(同)を二枚看板に、横手投げの佐藤嘉人(同)など、層の厚い投手陣で継投する。遊撃・佐藤康介主将(同)と二塁・今井凜太郎(同)、中堅・榎本新志(同)が守備の要となる。長打力のある上位打線は初回から複数得点を狙う。加藤勇次監督は「終始元気にプレーを進め、昨年のベスト4を超えて勝ち進んでいきたい」と熱い思いを語る。

鶴岡工業高校   守備のリズム、つなぐ打線で

 主戦・富樫柊生哉(3年)と捕手・本間星凪(同)を中心に守備でリズムを作り、つながりのある打線で甲子園を目指す。富樫は速球に加え、制球力もついてきた。今春捕手に戻った本間は的確な指示で守備を引き締める。ときには右翼・大井悠平(同)を投手に据えて、変則的な投球で流れを変える。中堅・児玉朝希(同)が走力で外野をカバーする。体格のいい鈴木颯(同)の打撃力にも期待できる。坂上大知主将(同)は「苦しい練習を乗り越えてきた。強敵にもひるまず戦う」と意気込む。

酒田西高校   着実につなぎ勝利重ねる

 攻守ともにチーム全体でつなぐ野球を心掛け、勝ちを重ねて過去最高のベスト8を目指す。基礎を固めるためにキャッチボールから丁寧に練習している。打撃では長打力と走塁技術が高い右の4番・伊藤拓夢主将(3年)を中心に安打を重ねる。守備では右の主戦・菅原三斗夢(同)が直球とカーブを織り交ぜて打者を揺さぶり、肩が強い右翼手・渋谷和人(同)が中心になって守る。阿部智久監督は「練習を重ね集中力が向上してきた。チーム全体で気持ちを一つにしてプレーしてほしい」と話す。

酒田東高校   1年生加わり単独チームで

 先輩が引退した昨秋以降は、鶴岡中央と合同チームを組んだが、今春1年生8人が加わったことで、酒東チームとして出場する。成長しながら頂点を目指す。主戦・伊藤鴻志主将(3年)が緩急の投球で相手の流れを断ち、試合をけん引する。司令塔の二塁手・斎藤嵩拓(同)は投手も務め、要の齋藤圭佑(2年)が着実にアウトを取る。攻撃では左の佐藤俊介(同)と冬を越えて打力を伸ばした丸山兼大朗(同)が流れを作り、連続得点を狙う。鳴瀬保監督は「さらに総合力を底上げして臨む」。

鶴岡南高校   上位に好打者並ぶ

 鶴岡南高校の校名で試合ができるのはあと2年。優勝を目指して全力を尽くす。中高一貫校の仮校舎工事でグラウンドが使えず、練習場所の確保に苦労したが、冬季に取り組んだ打撃練習で攻撃力は確実に上がった。1番・佐藤彪賀(2年)は出塁率が高く長打力もある。足を使って攻撃ムードを高めたい。3番・田村奏人主将(3年)と5番・加藤尚希(同)は広角に打ち分け、主戦の4番・上野千怜(同)はチーム随一のパワーを持つ。右上手投げの上野は130キロ台の直球とカーブで勝負する。

鶴岡中央高校   仲良く楽しみ1勝目指す

 五十嵐友綺主将(3年)を中心に皆で常に声を掛け合う、上下関係のない仲の良いチーム。1勝を目指して練習に励む。先発の菊地海音投手(1年)はコントロールが良く、直球と変化球で打たせて取る。少人数ながら投手は豊富で継投策で戦う。春の公式戦でフェンス直撃の二塁打を放った前田悠翔中堅手(2年)と五十嵐主将の前に走者を出して、好機を確実に得点につなげる。内野を中心に守備力の強化を図る。五十嵐主将は「一丸となって力を出し切りたい」と最後の大会に向けて意気込んでいる。

鶴岡工業高等専門学校   判断力と俊足で好機広げる

 個々の球を見極める判断力と足の速さをさらに伸ばし、盗塁で好機を広げて少ない安打で得点を狙う。守備は、左の主戦・阿部寛大(2年)が打者の内角に投げ切れるかが勝敗の鍵となる。攻撃では、攻守ともに判断力にたけた1番・渡會あると(3年)が走塁し、長打力のある4番・成澤大弥(同)につなげる。ファーストストライクから積極的に攻撃し、好機をものにする。橋間一彦監督は「一瞬一瞬のプレーに集中し、持てる力を発揮してほしい。1試合でも多く、このメンバーで試合がしたい」。

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