郷土の未来をつくるコミュニティペーパー(山形県庄内地方の地域新聞)
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鶴岡警察署管内 2023年
交通事故減るも高齢者の割合高く
万引き増え窃盗犯は3割増加

 鶴岡警察署管内の2023年の交通事故と犯罪の認知・検挙件数がまとまった。交通事故件数は前年を1割弱下回り、高齢者の事故も減ったが、高齢者が関わった事故の割合は県平均を上回った。飲酒運転の検挙が春以降急増し、酔った歩行者がひかれて死亡する事故も発生した。犯罪認知・検挙件数は前年を上回り、万引きの増加で窃盗犯が前年より3割近くも増えた。車上狙いも増えている。(編集部課長・土田哲史)

飲酒運転が春以降に急増

 鶴岡警察署管内の交通事故発生件数は315件で前年より30件8・7%減った。死者数は4人で同1人減。負傷者数は362人で同43人10・6%減った。
 事故原因が分かっている313件のうち前方不注意が68件と最も多く、前年より3件4・6%増えた。前をよく見ていなかったことによる追突事故が多い。
 高齢運転手の事故は104件で前年より12件10・3%減った。全事故の33・0%を占め、前年の33・6%から0・6ポイント下がったが、県平均の30・7%より2・3ポイント高い。
 高齢者が被害者になる事故も75件で同9件10・7%減った。全事故の23・8%を占め、前年の24・3%から0・5ポイント下がったが、県平均の22・1%を1・7ポイント上回った。
 新型コロナウイルスの分類が5類に下がって飲酒の機会が増えたためか、春以降に飲酒運転の検挙が大幅に増えた。車だけでなく、自転車の検挙も増えた。
 代行車やタクシーの運転手不足で手配に時間がかかることも背景にあり、「飲酒運転をしてもばれないだろう」と判断して、取り締まりで発覚することが多い。
 死者4人のうち1人は、酒に酔って道路に寝ていたところを、車にひかれたもの。今年1月20日にも、酒に酔って転んだ歩行者が車にひかれて死亡した。
 今後も歓送迎会などで飲酒の機会が増えることが予想されることから、同署では▼代行やタクシーはあらかじめ呼ぶか家族などに送迎を頼む▼歩行者はできるだけ明るい服装を心掛け、反射材やライトを着ける▼きちんと横断歩道を渡る▼車はハイビームを積極的に使う▼車のライトは右側が暗いため、右から横断してくる歩行者に気を付ける―ように呼び掛けている。
 竹岡寛顕交通課長は「飲酒運転には免許取り消しもある。車が運転できなくなれば仕事や生活に影響し、社会的な制裁も受ける。飲酒運転は絶対にやめて」と話した。

車関連の窃盗も増加

 23年の刑法犯の認知件数は291件で、前年より46件18・8%増えた。検挙件数も231件で同22件10・5%増。検挙人数は152人で同1人0・7%減った。検挙率は79・4%で同5・9ポイント下がった。
 認知件数の内訳は、窃盗犯が192件で同42件28・0%増、粗暴犯が58件で同12件26・1%増、知能犯が17件で同7件70・0%増、凶悪犯が2件で皆増など。
 窃盗犯が増えた要因は万引きの増加。万引きの認知件数は100件で同26件35・1%増え、検挙件数も92件で同27件41・5%増えた。
 車に関連した窃盗も増え、自動車盗は3件で皆増、車中の金品を盗む車上狙いは9件で同4件80・0%増だった。屋外に置いたタイヤが盗まれる犯罪もあった。
 特殊詐欺は2件で同1件33・3%減り、被害額も約110万円で同345万円減ったが、特殊詐欺の阻止件数は17件で同5件41・7%増えた。
 小野泰史警務課長は「特殊詐欺犯の手口は多様化している。犯人からの電話は取らないことが重要。怪しいと思ったら友人や家族に相談してほしい」と話した。

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