特集
鶴岡市決算2022年度
公債費増と物価高で黒字縮小
返済高止まりで財政に余裕無く
鶴岡市の2022年度普通会計決算は、単年度収支は赤字となったものの、貯金に相当する財政調整基金積立金と、公債(借金)の返済に充てる繰上償還金を前年度より積み増しして、実質単年度収支は3億円の黒字を確保した。黒字は4年連続。物価高の影響などで経常収支比率は悪化したが、公債の償還が進むため将来負担比率は改善した。公債費は23年度を頂点に減少に転じるが、今後も高止まりが続く上に、原油高と物価高、人口減少による税収減など不安材料は多く、健全で適切な財政運営が求められる。(編集部課長・土田哲史)
特集
「酒田の花火」が赤字1900万円
市が公費で全額補てんへ
酒田花火ショーに代わり8月5日に初めて開いた「酒田の花火・全国二尺玉花火競技大会」の収支が、約1900万円の赤字となったことが、酒田市などへの取材で分かった。同大会を酒田の花火実行委員会(実行委員長・加藤聡酒田商工会議所会頭)と共催した市は、全額を補てんする方針を固め、交流観光推進事業に含まれる元々の市負担金2350万円とは別に、新たな市負担金2050万円などを盛り込んだ一般会計補正予算案を、29日に開会する酒田市議会9月定例会に提出する。観覧会場内を原則有料観覧席にして新体制で始めた大会だったが、採算見通しに甘さは無かったのかどうかを含め、市議会には赤字になった原因の究明や責任の所在を厳しく追及していくことが求められる。(編集主幹・菅原宏之)
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