郷土の未来をつくるコミュニティペーパー(山形県庄内地方の地域新聞)
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大型連休庄内の人出[上]
観光客数は前年比大幅増
10連休と好天が押し上げる

 庄内の各観光施設の大型連休中(4月27日〜5月6日)の人出が、前年同期を大幅に上回った。改元に伴う祝日の増加で最大10連休となり、天候にも恵まれて、県内外から大勢の観光客が訪れた。(本紙取材班)

加茂水族館は累計300万人

 5月末に改築満5年を迎えた鶴岡市立加茂水族館の大型連休中の入館者数は、4月28日から8日間連続で5千人を超えるなど連日にぎわった。10日間では計5万3691人と前年同期比7729人16・8%増となった。5月5日には累計300万人を突破した。
 入館者数が最も多かったのは5月3日の6850人。昨年1位の8101人、同2位の7642人には及ばなかった。しかし、5千人を超えた日が8日間と昨年比倍増するなど、10連休によるピーク分散、底上げ効果は顕著だった。


改元の御朱印に行列3千人

 羽黒町観光協会によると、羽黒山頂の出羽三山神社と国宝・五重塔の参拝者数は計4万5700人で、前年同期比1万300人29・1%増だった。
 同神社では、羽黒山頂儀式殿で羽黒三所大権現秘仏を公開し、国宝・羽黒山五重塔の内部を特別公開している。山頂儀式殿には1万357人、五重塔には3193人が訪れた。最も多かったのは、山頂儀式殿が5月3日で1496人、五重塔が5月4日で471人。
 新元号・令和初日の5月1日は、同神社の御朱印を求める人が約3千人も並び、待ち時間は最大約1時間半に及んだ。
 五重塔周辺の駐車場は、通常の150台分に加え、旧羽黒第一小学校と宿坊街にも臨時駐車場200台分を用意したが、5月1〜5日は常に満車となった。
 羽黒町観光協会によると、家族客が中心だが、パワースポットブームで若者やカップルも目立った。車のナンバーは5月3、4日は他県が8割を占めた。


ソライは帰省の孫に人気

 昨年11月に鶴岡市のサイエンスパーク内に開館したキッズドーム・ソライは、連休中10日間の入館者数が7092人に上った。最も多かったのは5月2日の970人。利用客は県内と県外がほぼ半々。内訳は庄内が38・6%、県内他地域が14・5%、宮城県が9・3%、東京都が8・9%、神奈川県が6・1%など。スイデンテラス宿泊客の利用も約16%を占めた。
 連休前に「帰省する孫を遊ばせたいので」という問い合わせが多く、3世代で楽しむ姿が見られた。


致道博物館は過去最多

 致道博物館の10日間の入館者数は6148人。前年同期比3611人142・3%増だった。刀剣展で過去最多を記録した17年同期より1774人40・6%増えて、過去最多を更新した。寄木細工とドールハウスの企画展を同時に開き、幅広い層の人気を集めた。
 本間美術館の入館者数は10日間に計2552人。昨年同期より825人47・7%増えた。連休中は入館者数が途切れず、3、4日がピーク。例年通り秋田、新潟、宮城の隣県ナンバーが多かったが、子供連れが目立った。国指定史跡・鶴舞園と清遠閣を見にきた。
 本間家旧本邸の10日間の入館者数は4136人。前年同期より2148人108・0%増えた。北海道や九州などの客が多かった。


夢の倶楽15周年祭で底上げ

 酒田市観光物産館・酒田夢の倶楽の10日間の入館者数は6万9186人。前年同期より3万4496人99・4%増えた。夢の倶楽15周年記念祭も開き、体験教室や新作菓子の販売などが奏功した。
 前半は大分、鹿児島、佐賀など九州ナンバーと香川など四国ナンバー、後半は宮城、福島など隣県ナンバーの車が多かった。例年1日1、2台のツアーバスが多い日には7、8台来た。台湾観光客のツアーバスも1、2台来た。


みなと市場は前年比35%増

 酒田市みなと市場の10日間の入り込み数は1万6035人。前年同期比4192人35・4%増えた。さかた海鮮市場は2万472人で同3252人18・9%増。
 酒田市みなと市場テナント会長の小松祐輔・小松鮪専門店代表は「例年だと連休の中〜後半にピークがあるが、今年は連日大勢の客でにぎわった。以前は秋田県でも南部の客が多かったが、最近は秋田市などが増えてきたようだ」と話した。


道の駅ふらっと九州の車も

 遊佐町の道の駅鳥海ふらっとでは10日間のレジ・カウント数が3万5394人で、前年同期比1082人3・2%増となった。
 例年平日の5月1、2日は人出、売上ともに一旦落ち着くが、今年は10連休で連日にぎわった。駐車場3カ所はすべて満車となり、空きを待つ車が回遊した。例年は関東までのナンバーが中心だが、今年は関西以西や九州のナンバーも多かった。天気が良かったためか、バイク客やキャンピング客も目立った。


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